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ポイント ひとまとめ


アプローチ・外構計画
仕上げ
×5mmを超える段差
×飛び石加工
コンクリート平板を使用する際は目地は小さく段差解消し、つまづきを防ぐ。
踏み石などはコンクリートなどで強固に仕上げる
床高
GLから450mm
(防湿のため土間コンクリートをを使用すれば以下でもOK)
階段・スロープ
土間コンクリートを使用すれば460mmなくてもOK。
勾配1/12〜1/15
階段は踏面300〜330mm、蹴上げ110〜160mm
手すり
階段:段鼻から750〜800mm
スロープ:斜面床から750〜800mm
手すりは下り時に利き手側に来るようにする
直径32〜36mm
色彩・照明
段鼻の色を変え、注意を促す
屋外灯・足元灯
動線部分は均一の明るさになるようにする


玄関
スペース
<車いすを使用しない>
玄関に手すりをつける場合、壁芯ー芯1365mm
介助スペースを考慮すれば幅(間口)1800mm以上に
<車いすを使用する>
・屋内で介助歩行、つかまり歩き
 土間に車いす1台分のスペース、歩行姿勢から車いすに座れるスペースと玄関戸の幅員を確保
・屋内も車いす
 土間奥行きを有効1200mm以上確保(自走式の幅は1100以下+100)
・屋内外で異なる車いすを使用
 2台分のスペースと場合によっては介助スペースが必要
階段上がりがまち
長寿指針遵守=180mm
古い戸建て=300mm
比較的新しい戸建て=200mm
<歩行移動(式台を置く)>
2段程度の段差に分轄する
上がりがまち高さを等分にする寸法で考え、奥行きは400mm以上確保する
<車いす移動(スロープ設置)>
可動式にして玄関の敷居をまたいで玄関ポーチとの段差まで解決するのが実用的(玄関周辺に収納場所を確保)
体力的にスロープを運搬できるかを確認
<土間をかさ上げする>
屋外でその分の段差を解消できるスペースがある場合に限る
玄関の戸を取り替えたり、戸枠を改造する必要もある
玄関ベンチ
目的(昇降動作、靴の着脱動作など)を使用者に説明、有効かを確認
手すり
かまちの鉛直直線上に縦手すり
下端:土間床面から750〜800mm、上端:対象者の肩の高さより100mm上方
握力が十分でない場合:@段差の傾斜に沿って手すりを斜めに設置した部を床面に沿って水平に延長をさせる
                 A上下2段に設置し、壁面の手すりに向かい両手で手すりを握り、横移動で昇降をする
下駄箱などがあって壁面に手すりがつかない場合、そこををカウンター式にして手がかりをつける
壁補強範囲は広範囲に行う
仕上げ
配色に注意し、土間とかまちの見分けがつきやすいようにする


廊下
有効幅員
3尺モジュールでは780mm程度(長寿指針)
<介助歩行>
1人半分の幅が必要。
<車いす>
自走用の幅員:620〜650mm
介助用の幅員:530〜570mm
直進の場合は+150mm
●自走用で直角に曲がって部屋の出入りをする場合
 ・廊下有効幅員:850mm、開口有効幅員:850mm
 ・廊下有効幅員:900mm、開口有効幅員:800mm
 (図8内)・廊下幅:780mm、建具幅950mm
       ・廊下幅:800mm、建具幅900mm
●介助用で直角に曲がって部屋の出入りをする場合
 ・廊下有効幅員:780mm、開口有効幅員:780mm
 ・廊下有効幅員:800mm、開口有効幅員:750mm
 (図8内)・廊下幅:780mm、建具幅:750mm
床仕上げ
滑りにくい、弾力性があること
床下地にも工夫し、コンクリート構造の場合、床下に転がし根太を入れるとある程度の弾力性が確保できる
タイルカーペットにすると歩行音を小さく出来る
<車いすを使用する場合>
通常より床表面を傷つけやすいので目立ちにくいと装飾を選択する
車輪のゴム跡がついても目立たないように同系色を選択する
使用者の体重が重い場合、重歩行用のフローリングの採用を検討する
幅木・壁
床面から350mmの高さまで張り上げる(幅木を重ねて用いる)
幅木下地も堅固なものする
出入り口付近は切り返しで壁面との衝突が目立つので注意
将来の車いす対応を考慮し、幅木を張り上げる高さまで壁補強を行う
壁仕上げは体をこすっても安全な仕上げを選択する
手すり
高さ:床面から750〜800mm
   使用者の大腿骨大転子部に合わせる
端部間の空き距離は400mm以内
直径:32〜36mm
端部は腰を打ちつけないように、袖口・たもと部分を引っかけないように壁側に曲げこむ OR 下方に曲げる
照明
段階スイッチなどを備えた照明器具
明かり付きスイッチ
足元灯は位置確認には十分な効果が得られるので、出入り口付近や寝室出入り口からトイレの動線の要所要所に設置する


階段
位置
寝室とトイレの間に階段下り口がこないように配置
形状
●踊り場付階段◎
●吹き寄せ階段○
●直線階段△
●踊り場+3段折れ曲がり階段△
●従来の回り階段×
手すり
下りる際に利き手側に来るように設置
手すり端部の空き距離は400mm以内に。
※役物=手すりの連続に必要な部材。これを用いるため、高額になる
高さ:段鼻から750〜800mm
    使用者の大腿骨大転子に合わせる
直径:32〜36mm
端部は腰を打ちつけないように、袖口・たもと部分を引っかけないように壁側に曲げこむ OR 下方に曲げる
踏面・蹴上げ
理想の傾斜=7/11:水平投影距離4m以上
勾配:蹴上げ/踏面≦6/7
    550≦2R(蹴上げ)+T≦650(踏面)
上がるとき段鼻につま先を引っかけないように蹴りこみ板を設け、蹴り込み寸法も10mm以下にする
ノンスリップ
段鼻部分にゴム製ノンスリップ
はがれないよう強固に、段鼻から突出しないようにする
階段昇降機
●可搬式(介助型)
安価
運搬が可能
介助者に高い操作能力が必要
屋外向き
●固定型(いす式)
座位姿勢が取れないと使えない
自立使用が難しい
階段の段板にレールを固定し、使用者が座るいす部分の下部に組み込まれた駆動装置がレール上を走行して昇降
ホームエレベーター
カゴの床面積:1.1u(間口900mm×奥行き1200mm)
定員:2、3名
積載荷重:200kg
昇降時の最高速度:毎分12m以下
昇降行程(最下階床面から最上階床面までの高低さ):10m以下(およそ4階建て)
設置に必要な面積:1800mm×1800mm(1坪)


トイレ
配置
寝室とトイレとの距離を出来るだけ短くする
スペース
●排泄が自立している場合
壁芯ー芯 間口910mm×奥行き1365mm(できれば奥行き1820mm)
奥行き1800mm、ドアの有効幅員800mmあれば前方アプローチによる車椅子の使用が可能
                       750mmあれば介助用車いすが通行可能
●介助を考慮している場合
間口1365mm以上、奥行き1515mm以上確保
→便器側方および前方に500mmの介助スペースが出来る
介助スペースが必要になったときに備え、洗面カウンターを設ける(自立している場合はあまり広くない方が良い)
×便器を間口の中央に合わせて設置←介助スペースが取れない、手すりが遠くなる
便器のどちら側から介助を行うかを相談して便器の位置を決定する
トイレと洗面・脱衣室をワンルームにすると介助スペースを節約、共有化できるが、同居家族に確認が必要
トイレと洗面・脱衣室を隣接して配置しておき、介助スペースが必要になった際に間の壁面を撤去する(可動壁で仕切っておくと改造が容易)
手すり
●座位保持用横手すり
位置:便器の中心線から左右に350mm振り分けた位置(手すりの芯ー芯で700mm)←壁芯ー芯間口3尺(910mm)のトイレに適合
高さ:便器の座面から220〜250mm程度上方
         車いすからはアームレストと手すりを同じ高さにするのが原則(同程度の数字にする)
●立ち座り用の縦手すり
位置:便器の先端より150mm〜300mm程度前方の側面に設置
    足腰が弱るにつれ、便器から遠い位置・低い位置が使いやすくなる
高さ:縦手すりの上端が肩の高さより100mm程度上方、下端が横手すりの高さまで
下地:下地合板だけでなく、その下の木桟(補助桟)に止めつけるように工事を行う
直径:28〜32mm
材質:樹脂被覆製 OR 木製手すり
出入り口
●自走用車いす(廊下を直角に曲がって出入り)
廊下有効幅員:850mm以上、トイレ間口有効幅員:850mm以上
廊下有効幅員:900mm以上、トイレ間口有効幅員:800mm以上
●介助用車いす(廊下を直角に曲がって出入り)
廊下有効幅員:780mm以上、トイレ間口有効幅員:780mm以上
廊下有効幅員:800mm以上、トイレ間口有効幅員:750mm以上
・戸:引き戸、もしくは外開き
・建具敷居の段差は解消する
・段差解消をしたときの排泄時の音の漏れを気にすることがあるので、エアタイト機構を設置する
設備機器
●便器
<立位歩行可能な場合>
少し高めが良い
<膝の曲げ伸ばしが困難な場合(慢性関節リウマチなど)>
少し高めが良い
<車いす使用の場合>
便器下方くびれが大きく、フットレストが接近しやすいものを選択
高さ:車いす座面と同じ高さ(450mm程度)がよい
色:白色(便の色がチェックしやすい)
温水洗浄温風乾燥便器:使い心地が良く、血行を良くし、後始末動作を簡略化できるが、下半身に麻痺がある場合は使い慣れるまでに時間がかかる
寝室に隣接してトイレを設ける場合は消音型便器にし、換気機能、消臭機能のついた便器、換気扇を設けるなどの配慮が必要
●暖房設備
暖房便座、室暖房の併用
輻射暖房は足元に設置する
暖房機は壁埋め込み式だと動作の邪魔にならない


洗面・脱衣室
スペース
間口・奥行きとも壁芯ー芯1820mmあるとベンチ・いすに腰を下ろして着脱動作や洗面動作が可能となり、介助スペースも確保できる
スペースの有効活用としてトイレとのワンルーム化があるが、同室にすることを好まない場合があるので注意
スペースの確保が出来ない場合、他室での脱衣、移動方法、移動時の暖房方法を検討する
床仕上げ
下地:耐水合板
仕上げ:ビニールシート系←滑らないか確認する
設備機器
●洗面カウンター形式
脳血管障害の片麻痺者にとっては片手での動作がしやすい
車いす使用者にとってはカウンターの体をもたせかけたり、物が周囲における
立位でもたれかかってもいいように強固に設置する
●車いす対応の洗面器
薄型
膝が洗面器に当たらないようにする
床面より760mm程度
下部排水管:後方壁面や左右の隅部分へ設置し、車椅子などの膝部分が当たらないように配慮する
●洗濯機・乾燥機
通常の設置では洗濯機の底の洗濯物が取り出しにくい、乾燥機の中がみにくい、洗濯物が取り出しにくいなどのことが起こるので設置高さに留意する
例)洗濯機の高さをコンクリートブロックなどで高さ調節を行う
  洗濯機スペースの床レベルを上げる
  車椅子の脱輪防止の立ち上がりを作るなど
●鏡
壁面に沿って垂直に取り付ける
いすに座った状態で胸から上が映る
床面より800〜1750mm程度の範囲を映し出せるように取り付ける
防露型
●水栓器具
シングルレバーの混合栓
レバー部分が長いもの
●収納
常時使用しないものを吊り戸棚を収納する
日常的に使用するものは洗面カウンター左右の壁埋め込みの収納などを上手に活用する


浴室
全体設計
高齢化対応ユニットバス
スペース
壁芯ー芯1820mm四方
出入り口
●自走用車いす
開口有効幅員:850mm以上
●介助用車いす
開口有効幅員:780mm以上
戸:引き戸(3枚戸が望ましい)
  ガラスなどの危険な材料は避ける
  開き戸
出入り口の段差
段差:20mmまで(長寿指針)
    設計寸法3mm以下、仕上がり寸法:5mm以下に
<段差解消工事の留意点>
高齢化対応の段差のない浴室用サッシを採用する
段差解消をしたら出入り口洗い場側に排水溝を設け、洗い場の湯水が流れ出ないように工夫する
水勾配は出入り口と反対側に
出入り口洗い場側にシャワーカーテンを設置すると湯水の流出が防げる
洗面・脱衣室側の床仕上げは塩ビシート系にし、下地も耐水合板を用いる
<グレーチングによる段差解消>
出入り口洗い場側に排水溝を設け、床面レベルにグレーチングを敷設する
水勾配は出入り口から離れた方に
×ぱんちんぐ型グレーチング←水が脱衣室側に流れ込む、車椅子などが通るとステンレス版がたわんだり、ずれたりする
<すのこによる段差解消>
清掃・日干し・メンテナンスのため小割りにし、取り外しを容易にする
手かけ部分を設け、取り外しを容易にする
がたつかないように客部にゴムを貼り付ける
すのこをしいた状態で浴槽をまたぎやすい高さにするようにする(浴槽縁高さ400〜450mm)
浴槽
和洋折衷式
長さ1100〜1300mm、横幅700〜800mm、深さ500〜550mm、浴槽縁高さ400〜450mm(埋め込む)
シャワー用車いす、車いすなどを使用する場合は座面高さに合わせた浴槽縁高さにする
浴槽エプロン部分の幅が厚くなると、またぎ越す時につま先を引っ掛けてバランスを崩しやすい
手すり
浴室出入り用の縦手すり
洗い場立ち上がりよう縦手すり
洗い場移動用横手すり
浴槽またぎ越し用縦手すり
浴槽内立ち座り・姿勢保持用のL字型手すり
取り付ける際は十分な長さのステンレス製の木ネジを使用し、下地合板だけでなくその下の木桟にも有効に止めつけるようにする
直径:28〜32mm
材質:金属製、合成樹脂製、樹脂被覆製
簡易式手すり:手すりに全体重をかけるとずれることがある
水栓金具
キッチン・洗面流しなどの器具の操作方法とあわせるようにする
サーモスタット付き水栓を採用する←誤って熱湯や湯水を浴びないようにする
シャワー水栓の複数設置←介助入浴を考慮する
換気・暖房
×輻射暖房(短時間使用なので不経済)
熱交換型換気扇


キッチン
配置
キッチンと食堂は壁や建具で仕切らず、ハッチやカウンタ^などで仕切る
L型配置:平行移動となり、移動距離が少ない
I型配置:省スペース
調理機器
高さ:800mm、850mmの2種類
サポートバーつきの調理機器が市販されている
<車椅子を使用しての調理>
高さ:740〜800mm
膝高さ、アームレストの高さなどを測り、膝入れスペースの奥行き、高さを決定する
シンク深さ:180〜200mm→120〜150mm 膝が入れやすい
水栓:泡沫水栓にし、水はね防止
電気コンロ:火を使わない、五徳の突出がないので”鍋の滑らし移動”、コンロ周辺清掃がラク
電気調理器:天板の加熱部分が熱せられる
        鍋は限定されない
        点板に余熱が残り、触れるとやけどする
電磁調理器:鍋自体を加熱する
        鉄鍋限定←腕力がない人は不向き
        安全性が高い
ガスコンロ:五徳の部分だけ段落ちしたものを検討する
視覚・臭覚の衰えで認知能力が低下、物忘れがひどくなるので、事故防止の配慮を行う
換気扇のスイッチは手元で操作できるよう埋め込み配線を行う
収納
調理手順をよく検討し、本人の要望を聞き収納場所を決める
その他
福祉用具(自助具)活用


寝室
配置計画
●誰かと一緒にいるような雰囲気をのぞむ性格
寝室と居間は基本的には隣接させる
寝室と今居間の間の建具は引き分けなどにし、全開すると1820mm程度の開口がえられるようにしておく
●自分自身の生活は誰にも侵されたくない性格
寝室と家族の生活と切り離し独立させる
●戸建ての場合
高齢者の寝室の真上には部屋を設けない方が良い
設ける場合は遮音性能の高い床仕上げにする
スペース
1人用 6〜8畳
夫婦用 8〜12畳
床仕上げ
コルク材:最低3mm程度の厚さを確保する
タイルカーペット:汚れた際にはそこのみを取り外して洗浄する

掃出し窓:車いす出入りが可能なように有効幅員を確保する
収納
引き戸
開き戸の場合は折り戸にする
奥行きが910mm程度の深い収納はした枠をなくすと車いすで入り込める
押入れの中棚の高さは通常は800〜900mmだが、750mmまで下げると使いやすい
設備機器
ベッドの上から直接照明の光源が見えないように工夫する
緊急時用にインターホンやコールスイッチを設ける

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